新人・まち歩きガイドです。先般、熱海西部、和田地区を参考書片手に歩いていました。 ふと目をやると道路わきに石地蔵が並んでいます。伊豆八十八ヶ所霊場の二十五番札所として知られる興禅寺に着きました。興禅寺は臨済宗妙心寺派の寺院。妙心寺派のお寺は、このほか市内に坪内逍遥の墓所でもある海蔵寺、上宿町にある温泉寺、そして咲見町には医王寺があります。
前置きが長くなりましたが、興禅寺右手、棟門「不老門」の向こうに見事な百日紅が咲いています。そして、サルスベリといえば、加賀の千代女“散れば咲き 散れば咲きして 百日紅”を思い出しますね。 朝、庭土のうえには大量の花びらが赤くこんもりと散っている。さてもたくさん散ったもんだなぁと思いつつも、ふと仰ぎ見ると、依然として真っ赤に咲き誇る大粒の花の群れ。これぞサルスベリですね。夏の暑さなどものともせず、これでもかと咲き誇る。 もう1枚の写真のサルスベリは、梅園内・中山晋平記念館にて別の日に撮影したもの。夕暮れ時、閉館した同記念館の、やはり棟門そばで静かに咲いていましたが、きりりとした印象的なたたずまいでありました。

興禅寺「不老門」の百日紅

熱海梅園・中山晋平記念館の百日紅
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