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街中に温泉蒸気が立ち上っています

寒い日が続いていますね。風も少しある。こんな日、街の中のあちらこちらで、モクモクと温泉蒸気が立ち上っています。いかにも湯の町!といった風情です。(寒いけど)

熱海温泉の起源は、奈良時代(710年)、今からおよそ1300年前。海中に湧きだした熱湯で魚たちが焼け死に、漁民たちも困っていました。たまたまここを通りがかった箱根権現の万巻上人が、祈願によって泉脈を海中から山里へ移したことと言われています。ファンタジーですね。
ちなみに、熱海という地名の起源もこのあたりとか。「熱海=あついうみ」と書き「あたみ」と読む地名の由来は、海中より温泉(熱湯)が凄まじい勢いで沸きあがり、海水がことごとく熱湯となったためといいます。

熱海温泉の総湧出量は、毎分約1万7千リットル。1分間に4トン積みトラック4台分といったところ。湯音は、42℃以上の高温の源泉がその9割を占め、平均温度は約63℃。源泉数は500超。



▲熱海七湯のひとつ、小沢の湯もモクモク・モクモク。この温泉蒸気はきわめて高温なので、蒸し野菜を作ったり、卵を茹でたりしている観光客の方をよく見かけます。

▲これは昔の資料写真、熱海市街の中心地にある大湯・間欠泉。関東大震災(大正12年)が起きるまで、大湯の噴出は、湯と蒸気を交互に激しい勢いで噴出し、地面が揺れるようであったといいます。

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