・活動日:2023年10月17日(火)天候 晴れ
・コース名:市民講座「まち歩き教室②」秋の海辺へいざなう(伊豆多賀駅から海岸沿いを歩き網代駅へ)
・お客様名:19名
・開始~終了時間:午前10時から12時
・活動メンバー:5人
少し暑かったが、行楽日和の一日、楽しく海辺を歩くことができた。与謝野晶子や山頭火の歌に詠まれた海辺の自然、下多賀神社や刻印石等の歴史とあまり知られていない南熱海の魅力を少しは紹介できたのではないか。コースの最後に人間魚雷「回天」の基地跡があり、こんなことが熱海で起こっていたのかと参加者も平和の大切さを痛感していた。
なお、長浜海水浴場に隣接してあった「伝築城石船積場跡」が伊豆山災害の残土埋立てにより失われたことは非常に残念だ。熱海市教育委員会の「史跡江戸城石垣石丁場跡保存活用計画書」では、「史跡を活用したストーリーを作成し、地域ぐるみで活用する」また「地域や観光業と連携して効果的に活用する」としている。船積場跡は「伝」だとしても築城石のストーリーに欠くことのできないものであり、街歩き等に効果的に活用できた。仮に船積場の石がそのまま埋められているならば、掘り上げて埋め立て地に置いて、築城石の船積み想像図を描けば貴重な文化・観光資源となるのではないか。
反省点としては、説明する場所が多く、帰りの電車の時間ギリギリになってしまった。今後は説明時間を工夫する必要がある。
(H.T記)

▲水神川は網代温泉の中心地を抜け海にそそぐ清流でアユの遡上も見られる。鴨や白鷺のほかカワセミの姿を見ることもあるという

▲R.135号線沿いに建つ秋葉灯籠。「秋葉灯籠」は秋葉信仰の象徴で街道沿いに数多く建てられた (※秋葉山は火防の神様を祀る)

▲R.135号線沿いの下多賀園地に建つ与謝野晶子の歌碑。「風涼し ひがしの伊豆の 多賀に見る 水平線の めでたき日かな」と歌われている。上多賀地区には「多賀の海 色をつらねて 出で来たる 船うつくしく 舞子のやうに」の歌碑がある

▲小山臨海公園に置かれた山頭火の句碑。「はるばるときて 伊豆の山なみ 夕焼くる」

▲国道沿いの干物やさんの店先でパチリ。癒されますね
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