熱海梅園の梅が見ごろを迎え始めましたが、熱海市内のあちらこちらに植えられたあたみ桜も見ごろを迎えています。
糸川遊歩道沿い(58本)、熱海梅園前市道(23本)、渚小公園(15本)など市内の各所であたみ桜を見ることができます。
市内を流れる糸川の遊歩道に沿って植えられたあたみ桜は、八重の花弁がふっくらと膨らみました。花の蜜を求め、メジロもやってきました。
国道135号線上り車線側、糸川橋の袂にあるあたみ桜は「基準木」に選定され、写真で見るような標柱が据えられています。
まったくの余談ですが、市内を流れる糸川は、「イトガワ」と読みます。「イトカワ」ではありません。糸川をイトガワと読む人は熱海っ子です。(ホント)
⇒ あたみ桜の開花状況は、こちら。
●念のため
あたみ桜と河津桜はよく似ています。これを混同する人がいますので念のため書いておきます。
あたみ桜 = 寒緋桜+山桜の自然雑種種、と言われています
河津桜 = 寒緋桜+大島桜の自然交雑種、と言われています
毎年、あたみ桜は河津桜より1週間から10日ほど早く開花しますね。いずれの桜もソメイヨシノよりも花の色が濃いのが特長です。そして開花期間が1ヶ月以上と長いのも特徴です。その理由は、ひとつの枝に、早期に開花する花芽と、後期に開花する花芽が形成されるためとのことです。一般的な桜は開花期間が1~2週間程度。このためよく言われるのが「花の命は短くて・・・」。これは林芙美子が好んで色紙などに書いた短詩だそうです。
▲見ごろを迎えたあたみ桜の”基準木”。国道135号の上り線側にあります
▲今年もきれいに咲いたね
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