「熱海温泉誌」ができました。記念刊行誌です。
ずっしりとした重みある本書は、古地図や絵、古文書、写真、様々なデータなど、豊富な資料がオールカラーで掲載されています。
熱海の歴史や文化、ゆかりの人々、観光地としての発展など、今日に至る熱海のあゆみや様子が多面的にわかる内容となっています。各専門の研究者が時代ごと様々なテーマで執筆しているので、自分に興味のあるところだけ読んでも楽しめます。気軽に熱海を知りたい人から熱海を研究している人まで、手にとって読んでみる価値のある本だと思います。
本書は全国の書店、熱海市立図書館、アマゾン(通販)などで入手できます。
お求めいただけます。
定価:3,240円(税込)、A4版、オールカラー、384ページ。
監修・編集委員長:石川理夫(温泉評論家・日本温泉地域学会会長)
企画・編集:熱海温泉誌作成実行委員会
■主な内容
1、序「あたみ」の黎明期から伊豆山・熱海郷の温泉時代へ
2、中世 走湯(はしりゆ)と熱海郷に広がる温泉場の形成
・「中世社会における『熱海』」
・「温泉の五山文学」など
3、近世 大湯をめぐる社会・空間・文化
・「近世熱海村の社会と温泉」
・「江戸紀行が描く熱海」など
4、近代 温泉観光地としての開発と発展
・「明治・大正期における湯戸・湯株・大湯の変容」
・「文学が映す熱海の近代」など
5、戦後 繁栄を支えた人・もの・組織
・「熱海の旅館経営を支えた女性たち」
・「熱海芸妓の歴史」など
6、通史 熱海の温泉 再発見―資源・効果・集客
・「地球科学的にみた熱海温泉」
・「熱海の温泉資源の経年変化について」など
7、資料編 温泉規則類/統計
資料紹介(熱海の古絵図一覧など)/年表
以上
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