8月12日、「伊豆山開運コース」をご案内しました。
猛暑。熱海駅午前10時、千葉からの20代カップルをお迎えしました。足湯でコース説明をした後、バスの時間まで軽便鉄道・平和通り・仲見世通りをご案内。前日到着して宿へ送迎バスで直行のため、駅周辺を歩いていない(とお聞きしたので)。伊豆山行き(04・七尾原循環/七尾団地/伊豆山循環)10時35分に乗車。
般若院下車、「走湯山」(山号)と書かれた額の掲げられた本殿を抜け、大師堂(弘法大師)をお参りしました。美しいもみじに覆われた鐘楼と空海像は歴史を物語り世の中を見守られているかのようです。清められ静かな空間をご案内しました。
このあと石造り逢初橋から横道地蔵を通り伊豆山神社へ。厳しい暑さ、大汗をかきながら階段を登ると驚くほど涼しい風が吹いていた。男性は源頼朝の生き方を、女性は北条政子の強さを感じたい、もちろんパワーと縁結びもとおっしゃる。有名な頼朝・政子の腰かけ石に座り、楽しそうに、梛(なぎ)の葉をみていました。ゆっくり過ごしながら一緒に歴史や熱海の話をしました。
伊豆山神社参拝の後、走り湯への階段を下ろうと思ったのですが、女性のお客様はサンダル履きでは危険です。ここから、カップルが望まれていたMOA美術館へタクシーで参りました。以前 この美術館の庭園にフランスのモネの庭園ミニチュアがあり、その池に浮かぶ水連を育てていた池は現在、見事な鯉の池となっています。山からの滝の水は冷たく空気のおいしいこと! 私のお気に入りスポットです。お客様は、鯉を見ると子供の頃が懐かしいと感激され写真をたくさん撮っていました。
帰りのバス時間を確認。初島、梅園のご案内を約束して12時15分無事終了。
(W子)
▲ご案内当日の朝日です。熱海の朝日は1年中素晴らしい!
▲般若院。空海像と鐘楼
▲伊豆山神社境内から見た初島へ向かう遊覧船
▲MOA美術館の庭園。見事な鯉が涼しげに泳いでいる
W子さん、お疲れ様でした。
伊豆山地区は、熱海の中でも別格の風情ですね。頼朝政子のロマンスでも有名な伊豆山神社の歴史は古く、社伝によれば、孝昭天皇の時代(紀元前5世紀~紀元前4世紀)ごろと伝えられます。
また般若院ですが、こちらは伊豆山神社の別当寺でした。国の重要文化財「木造伊豆山権現立像」もあるんですね。由緒正しいお寺さんですね。
ちなみに般若院では毎年、夏の終わりの8月31日、伊豆山送り火供養「ろうそく祭」が開かれます。こちらもぜひ、本ブログでとりあげたいものの1つですね。
3千本の蝋燭が幻想的です。
(Y・M記)