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GWまっさかり、「熱海奥文化コース」をご案内

大型連休“ゴールデンウィーク”まっ最中ですが、3日は日曜日ということで、普段はクローズしている大物(!)文化施設がオープンしています。ここを目指して川良さんをリーダーとする3人の方々とまち歩きをしました。

風薫る五月晴れ、爽やかです。気温は24度。集合は熱海駅のとなり、JR来宮(きのみや)駅。午前10時出発し、最初の目的地、熱海屈指の来宮神社を目指します。
▲奥文化コース、神社仏閣コースの起点はJR来宮駅です。最近、駅名のプレートが変わりました。

GWも始まり、お天気もよいので、来宮神社は参詣客で溢れかえっていました。連休中の3日間で1万人(前年比2倍)が訪れたと新聞発表にありました。
境内右奥手にある樹齢二千年の大楠(おおくす、国の天然記念物指定)は本州一番の大きさ。胴回り23メートルもある太い幹を1周廻ると寿命が1年延命するという伝説もあります。この樹を巡るのも順番待ちというありさま。

▲GWの来宮神社。拝殿前にはたくさんの参詣者の列ができています。このあと川良さんグループと列の最後尾に加わりました。

次は西山町に向かいます。万葉集の研究で著名な国文学者・佐佐木信綱が晩年を過ごした凌寒荘(りょうかんそう)を訪ねました。凌寒荘は、佐佐木信綱が病気療養と著作のため移り住んだ場所です。氏は昭和38年に逝去されますが、現在では熱海市が管理し土日曜日に開館しています。幸いなことに、この日は日曜で開門。ボランティアのTさんから、おいしいお茶を淹れていただき、のんびりと庭先の腰掛けで寛ぐこともできました。そういえば信綱先生、硬くて高尚な著作のみかと思ってふと調べたら、日本唱歌「夏は来ぬ」の作詞を手がけられたんですね。そんなことを知ると、親しみを感じます。
(「夏は来ぬ」:卯の花の 匂う垣根に ほととぎす 早もき鳴きて・・・)

▲佐佐木信綱の住まい、凌寒荘は土日のみ10:00~16:00の開館で入館料無料。

▲佐佐木信綱の住まい、凌寒荘庭に植えられた白梅の樹に、巣箱が掛けられているのを見つけました。

凌寒荘を裏手の門より出ると、目の前は谷崎潤一郎の潤雪庵(じゅんせつあん)。谷崎は引越し魔としても有名で、この熱海でも何度か引越しを行っています。ちなみに潤雪庵の”雪”とは「細雪」から取ったもの。谷崎は「細雪」を1942年(昭和17年)、熱海ホテル(※石畳浪漫コースでガイドしますヨ)で書き出しました。今回訪ねた潤雪庵は、この時期に購入したようです。谷崎はのちに伊豆山地区に移り住みます。

続いて「宮本武蔵」などの著作で知られる吉川英治の旧居跡をご案内して西山町は終了。双柿舎(そうししゃ)~海蔵寺(かいぞうじ)方面に向かいます。JR来宮駅前を通過し今度は、水口町といって、来宮駅から真南に向かって坂道を下ります。

双柿舎は、シェイクスピアの翻訳家としても有名な坪内逍遥(つぼうち しょうよう)の住まいでした。木造2階建ての建物が二棟あります。そして書庫がある。起伏のある庭にはたくさんの植物が植えられているのですが、双柿舎のいわれである“2本の柿の木”は枯れてしまいましたが名残が残っています。こちらも佐佐木信綱邸同様、土日曜日が開門します。こちらにも専属のガイドの方がおられます。ガイドのYさん/Tさんは非常に細密な説明をしてくださいました、感謝。

▲坪内逍遥の住まい、双柿舎の庭で説明を受けます。双柿舎は毎週日曜日のみ、10:00~16:00の開館で入館料無料です。
このあとは海蔵寺(かいぞうじ)を訪ねます。海蔵寺は臨済宗妙心寺派の寺院で、坪内逍遥とセン夫人が眠る場所です。

日曜日の奥文化コースは、週末のみ開門する場所を訪れるのでお勧めコースですね。
次回はぜひ伊豆山開運コースを巡りたいとおっしゃる川良さん、熱海にまたお越しください。

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