熱海在住の画家、酒井理恵子さんの熱海百景・原画展が澤田政廣記念美術館で始まりました。
酒井さんが描く「熱海百景」は、熱海っ子で知らない人がいないほどの知名度。私たち、熱海まち歩きガイドの会のホームページもこの「熱海百景」の挿絵を使わせていただいています。
それは熱海の街をガイドして歩く私たちにとって、なじみ深い街なみの一角を温かいまなざしで切り取り、描いてみせてくれるからですね。
「熱海百景」を描き始めて4年、17作目が出来上がりました。それが「湖畔に立つ姫=コナハナサクヤヒメ」。富士山の神様として浅間神社に祭られている「木花咲くや姫(コノハナサクヤヒメ)」を題材に、熱海名誉市民・澤田政廣が彫り上げたものです。酒井さんは、高さが260センチもある大作「コナハナサクヤヒメ」を初めて見たときから、自分の絵に採りこんでみたいと思ったそうです。
同原画展は、今年の12月24日(水)まで同美術館2階展示室で開催されています。
このほか、酒井理恵子さんが画学生時代に描いた紙芝居「たまねぎとこうさぎ」(ロシア民話)の原画展示と、これを映像化したビデオ(電子紙芝居)映像が会場で公開されています。
■熱海百景絵はがき原画展・酒井理恵子■
期間:10/10(金)~12/24(水)
会場:澤田政廣記念美術館(熱海市梅園町9-46)
開館:9:00~16:30
休館:月曜日(祝日の場合は開館)
料金:大人320円・学生210円・小人100円(毎週土日、小中学生は無料)
交通:JR熱海駅より「相の原」方面行きバスにて約15分→「澤田記念館」下車
問合せ:澤田政廣記念美術館 0557-81-9211
※「湖畔に立つ姫」は、2014年4月、愛知県の小田井さんから寄贈された木彫作品で、澤田記念美術館では最大級の展示品ということです。
※澤田政廣記念美術館は、熱海市名誉市民で文化勲章受章彫刻家である澤田政廣(さわだせいこう 1894~1988)の彫刻、絵画、コレクションなどを展示している美術館です。
▲熱海百景の最新作「湖畔に立つ姫」(酒井理恵子)
▲澤田政廣記念美術館二階での展示風景
▲酒井さんの卒業制作による紙芝居「たまねぎとこうさぎ」の原画とビデオも展示されています
▲澤田政廣記念美術館は、熱海市名誉市民・澤田政廣(さわだせいこう)氏の名を冠した美術館です
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