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熱海市立図書館(16万冊の蔵書あり)と税務署が並んでいます。この図書館は県内で最も歴史が古い図書館で、明治の文豪・坪内逍遙が寄贈した3,000冊ほどの蔵書がもとになっています。中には逍遙が集めた貴重な郷土資料も含まれています。
この道路の反対側に、藤森稲荷神社があります。この藤森神社は、京都・藤森稲荷神社の分社で、衣食住の祖神を祀り、商売繁盛、延命長寿、厄除けの神様として熱海市民に崇敬されている場所です。
江戸時代、三代将軍・家光は、熱海の湯の効能をよく知っていたので、今の熱海市役所の場所に熱海御殿を造りました。この場所は、来宮神社の南方にあたり、その表鬼門に当たる東北の方角に稲森稲荷神社を建立し守り神にしたということです。この近所には、熱海七湯の一つ、”野中の湯”があります。本日のお天気は曇り、気温26度。
▲熱海図書館
▲藤森稲荷神社
▲野中の湯
熱海図書館の基盤を作ってくれた坪内逍遥は、当初、荒宿(今の市役所近辺)に住んでいましたが、街中が騒がしくなり執筆活動に差しさわりが出るようになりました。そこで大正9年(1920)5月、新しい住まいに移ったのです。これが”双柿舎”で、今では毎週日曜日にのみ公開されています。
電話/双柿舎(開館日のみ)0557-81-2232。開館日/毎週日曜日 10:00~16:00 (年末年始休館あり
★熱海市立図書館は、平成27年11月に創立100周年を迎えます。