10日ほど前にさかのぼりますが、1月17日に、熱海サンビーチにて、尾崎紅葉祭が行われました。このイベントの模様を当HP「熱海百景」のイラストでお世話になっている酒井理恵子さんが送ってきてくれました。
尾崎紅葉は、読売新聞に熱海を舞台にした「金色夜叉」を連載します。全国に熱海温泉の名を知らしめることになった小説です。金色夜叉の小説の主人公、貫一・お宮の名前も全国区となり、お宮・貫一の別れの場所となった熱海の海岸には、彫像が建てられ、熱海の名所となりました。この彫像のそばには、お宮の松が植えられました。
毎年1月17日、貫一・お宮の像の前で執り行われる尾崎紅葉祭の目玉のひとつは、熱海芸妓さんによる、貫一・お宮のお芝居でしょうか。まち歩きの私もこれに駆けつけたかったのですが、梅まつりの最中、サンビーチまで足を向けられませんでした。酒井さんに感謝。
▲学生服にマント姿の貫一は、いろ紙さん、貫一にすがるお宮は、静さんが熱演しました。▲紅葉祭は、主人公別れの日にあたる1月17日に、熱海サンビーチで毎年開かれています。▲熱海の海岸での別れのシーンに題材をとった「熱海百景/酒井理恵子」の18作目「お宮の松と尾崎紅葉祭」。
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