コース名:市民教室・まち歩き教室③伊豆多賀~網代コース
お客様名・参加人数 : 12人(主催:熱海市生涯学習課)
スタート~終了:10:00伊豆多賀駅発~12:00 (1)伊豆多賀バス停(2)網代駅
活動メンバー名 :IY、KM、KY、HT、YM(5名)
▲ゆっくり組のコースです
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活動内容・感想等
■熱海から乗車する人たちが10時に伊豆多賀駅に集合した。このコースは、熱海の街なかを歩くコースと異なり、ずっと海が見えるし歩道も広い。秋の風情を満喫できるし、ほんとうに気持ちのいいコースだ。もちろん秋だけではなく、春もいい。早春の頃は日本のどこよりも早くヒマラヤ桜が咲き、一足も二足も、だれよりも早く春を感じることができるコースだと思う。
このコースは、去年そして今年の前回・前々回同様、(1)ゆったり組/(2)しっかり組と分かれる。各組の担当者とコースは以下の通り。
(1)ゆったり組(担当:KY、HT)約2kmを歩く
伊豆多賀駅→多賀神社→多賀蕎麦→黒曜石海岸→与謝野晶子歌碑→→千人石→ブルーノタウト旧居跡→道祖神→長浜海水浴場で解散 ※バス停そば(熱海行 12:15 , 13:15)
(2)しっかり組(担当:IY、KM)約3kmを歩く
伊豆多賀駅→干人石→下賀茂神社→小山臨海公園(休憩)→大縄公園→水神川・矢穴石→網代駅で解散
このあと、各組の報告を紹介する。(Y・M記)
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■ようやくの短い秋、歩くには最高の日。”のんびり”コースは、多賀地区の山岳信仰の中心だった向山を眺めながら歩いた。天気も良く、ピラミッド型の向山がよく見えた。なるべく車の通らない、路地を中心に歩<。多賀神社は向山の遥拝所で、向山の尾根の終わりが黒曜石の探れる海岸になり、古代の人々に信仰や交易の場所だった。
多賀神社は扉が開いていたので、本殿にあった江戸時代の絵馬や横須賀で描かれた戦艦の絵を見ることができた。海岸は足元が悪いので、希望者の1 名だけ案内したが、小さな黒曜石を見つけてあげた。
そして、見ることはできなかったが多賀そばにはブルーノ・タワトが設計した椅子があることを伝え、長浜海岸そばのタウトが住んだ家の跡を訪ねる。
千人石の手前で、赤JlIご夫妻にお会いした。最後は長浜のバス停で解敵した。パスは30分に1本、伊東線と同じ間隔だ。料金が高いのが欠点。
上多賀のんびりコースは初めてだが坂下ったあとは海岸沿いを歩くので高齢者にも負担が少なく、上多貨の古代から近代までの歴史を辿ることができるコースだと思う。(H・T記)
■久々に晴れた網代湾を感じながらの2時間でした。ブルーノ・タウトが2カ月間住んでいた家を確認でき、個人的にも面白かった。
参加者に年配の方がいたのでチームが長くなってしまった。体調がよくなかったので気合が入らないガイドになってしまった。(K・M記)
▲国道(135号)沿いにある千人石。関ヶ原の戦い後、徳川家康が江戸城修築を各地の大名に命じた。当地から切り出された石を江戸城に向かう船に積むときに海中に落としまったものと伝わる。(ゆっくり組)
▲これも国道沿い。この坂を上がると、かつてブルーノ・タウトが熱海市内(東山地区)にある旧日向別邸・地下部の修築を手掛けた時期の仮住まいがあったという。(ゆっくり組)
▲下多賀神社。創建は古く、境内からは縄文土器や石器、経塚遺物が発見されている。下多賀地区の山中には江戸城の築城石の石切場(石丁場)があった。(しっかり組)
▲網代駅に戻ってくる。駅のそばを流れる水神川の川面をよく見ると矢穴石が置かれている(しっかり組)
▲お疲れさまでした(しっかり組)
▲駅前の土産物屋さん店先においしそうなミカンが。極早生と書かれている。買って帰っていただきました。
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