きょうはNさんご夫妻を伊豆山コースにご案内しました。熱海駅前10:00(出発)~熱海駅12:35(戻り)

気温12度、冬晴れ。青空がのぞき、標高160mの伊豆山神社からは、青い海と初島を望むことができました。Nご夫妻は電車で来熱、10時5分前に駅頭でお会いし、会計を済ませた後、七尾原循環バス(4番)に乗り込み般若院で下車。ご夫妻は、837段の階段を制覇するつもりでいらっしゃったようで、お二人ともにストック持参。足元もしっかり固めた本格装備でしたが、「今回は837段を下ります」と申し上げると、「エッ?」と軽い驚きを示すも、ほっとした表情。「837段を下るからご安心くださいね」と、事前に言ってあげればよかったですね。

熱海駅からのバスは般若院で下車。般若院の正門(弘法大師霊場・走湯山般若院の石柱)にまわって、本殿~大師堂を案内したあと、石の逢初橋、横道地蔵をご案内しました。

このあと伊豆山神社本殿にご案内。境内では、12/16の熱海新聞に掲載されていた記事(昭和天皇が皇太子時代に伊豆山神社に詣でて詠まれた歌碑のこと、今上天皇が学習院大時代、伊豆山を訪問されたこと)などを説明。昭和天皇・手植えの松は残念ながら松くい虫の被害にあったため、大きな切り株となっています。
このほか、頼朝・政子、官幣小社・菊の御紋、波の伊八、登竜門、経筒、走湯山縁起、本宮神社~白山神社、4/17の例大祭神輿、小泉今日子大島桜、台湾緋桜、JRポスターなどなど、お話ししたいことがたくさんあります。
参道を降りながら摂社末社の説明のあと、走り湯へ向かいます。それにしてもこの近辺、犬を連れて散歩する地元の人、そして地域猫が多いですネ。のんびり育っていますよ。
このあたりでガイドをスピードアップ。参道を下り、R135のバス通りに出たあと、逢初地蔵堂~走り湯へとご案内。走り湯からR135の逢初橋バス停まで坂道を上って、予定通り、熱海駅行きのバスで駅に戻りました。


▲般若院を少しだけ下がったところにあるのが旧・逢初橋。北条政子は、親が定めた山木兼隆との縁談を嫌い、婚礼の夜、頼朝を頼って伊豆山に逃れてきたのですが、頼朝は政子をこの逢初橋で待ち受けていたと言われています

▲伊豆山神社創建の年代は不詳ですが、社伝によれば、当初は日金山(ひがねさん、今の十国峠付近)の山上にあったと言われています

▲伊豆山神社境内にある「騎兵第七十一聯隊記念碑」中に「高とののうへよりみればうつくしく朝日にはゆる沖のはつしま」という昭和天皇の歌が刻まれています

▲伊豆山神社の参道は837段。正確な段数がわからなかったので、有志が集まって、平成22年、段数調査をしたそのことです

▲参道の末社、通称”あしだてさん”こと、役の小角社。修験道の祖ともいわれる、役の小角(えんのおずぬ)を祀っています


▲参道から少し外れたところ、そして国道135号を少し下がったところにあるのが逢初地蔵堂。頼朝の妻、北条政子が、長女大姫の延命祈願のために建立したと伝えられています

▲本コースの終点は、伊豆山神社の階段837段を降りきったところ、伊豆山港近くにある「走り湯」。箱根神社が所有する「箱根権現縁起絵巻」の下巻には、この湯で体を潔斎したのち参道を上り、伊豆山神社(当時の名は伊豆権現)に詣でたとのことです