3月21日(月・祭日)晴。気温12度。お彼岸の3連休。熱海駅前は大賑わいです。この日は、甲州市の市議会議員5人さんを熱海駅前でお迎えし、湯けむりコースにご案内しました。議員の皆さんは熱海の視察でお見えになられ、翌日は熱海市議会議員の方々とのミーティングとか。視察テーマは温泉。熱海温泉の観光客誘致がどのように行われているかを学ぶためということで、私たち観光ボラティアが実際にどのような活動をし、観光にどれくらい寄与しているかを目で見てみたいとの思いがあるようです。

 そこで今回はガイドテーマを2つに絞り込み、街中をご案内することにしました。1つは熱海温泉の原点、大湯間歇泉と湯前神社。もう1つは議員の皆さんのドメインである甲州市(または山梨県)と熱海とのかかわりについて。具体的には、山梨県出身の雨宮敬次郎(人車鉄道・軽便鉄道)・根津嘉一郎(起雲閣)・畠山鶴吉(つるやホテル)の各氏と熱海の結びつきです。

 雨宮敬次郎は、まさに甲州市出身ということもあって、市議会議員の方々は、駅前広場・軽便鉄道や人車鉄道駅舎跡についての話に興味深く耳を傾けてくださいました。120年ほど前、「大江戸温泉物語 あたみホテル」が熱海駅だったと説明すると、皆さんびっくりします。仲見世通りで展示されている、軽便鉄道の写真や、初川沿いにある「熱海芸妓見番」前に勢ぞろいした、目を見張るほどの大勢の芸妓さんたちの写真に二度びっくり!

 このあとは熱海七湯めぐり。最初に向かった野中の湯の前では、もうもうと沸き立つ温泉蒸気に感銘を受け、しきりに写真を撮っていました。続いて、小沢の湯から大湯間欠泉~湯前神社。突然吹き上がった間欠泉には驚いておいででした。湯前神社境内では、例大祭(湯汲み道中)の様子を撮影した写真を見せて喜んでいただきました。写真はインパクトがありますね。大湯日航亭前で徳川家と熱海温泉の関係を説明した後、「延命堂」で一休み。駅前から「延命堂」まで約1時間ほど歩き詰めですから、皆さん多少お疲れの様子。このお店が温泉蒸気を利用した温泉まんじゅうの元祖だと説明すると、一同、まんじゅうを買い求めておいででした。

 休憩の後、翌日、熱海市役所第三庁舎で会議とのことだったので、熱海市役所を説明したあと糸川付近をそぞろ歩き。そして大山さんが説明する昭和の時代の、糸川側あたりが花街だった頃のはなしに耳を傾けておいででした。それから、初川沿いに「熱海芸妓見番」を通り過ぎ、山梨出身の鉄道王ゆかりの「起雲閣」前でガイド終了としました。

※登場いただいた皆様のお名前と写真はあらかじめ許諾を得て掲載しています。

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▲山梨(甲州市)出身、雨宮敬次郎ゆかりの軽便鉄道は熱海駅広場に据えられています。明治40年開通のこの路線は、小田原~熱海間を2時間40分で結んでくれました
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▲同じく雨宮敬次郎ゆかりの人車鉄道は、小田原~熱海間を3時間50分かけて結びました。乗車賃は3段階ありました。上等・中等・下等とあり、下等の人はなんと、上り勾配の場所では客車から降りて、
車夫と一緒に車両を押すのですって! 
20160321-02▲甲州市議会議員の皆様と一緒に「起雲閣」薬師門前で。起雲閣はかつて山梨出身の根津嘉一郎の別荘でした
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▲この時期は熱海の街のあちらでもこちらでも盛大に湯けむりが立ち上っています

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▲まち歩きの途中で立ち寄った「延命堂」にて。同店御主人と2ショット。撮影ご協力ありがとうございました