熱海こがし祭りは、来宮神社例大祭とともに行われる、熱海で最大のお祭りです。毎年7月14,15,16日を楽しみにして、各町内では準備が進み、熱海がひとつになります。

「こがし」というのは麦こがしのことで、お祭りではお神輿を先導する天狗様が、この麦こがしを豪快に撒く薄茶色の煙が印象的です。また、麦こがしの小袋を配ってくれるところもあり、家に帰ってから家族の無病息災を願ってお湯で溶いたり、ヨーグルトに混ぜたりして頂きます。熱海、来宮にはこの麦こがしを使ったお菓子もありますね。

来宮神社例大祭は、毎年42歳厄年の男性が神輿を担いで厄落とし奉仕をするもので、来宮神社から熱海湾までの道中、駅前や街内をくまなく練り歩き、こがしを撒いて地域や観光客の無病息災を祈ります。今年は時折り雨が降り台風が心配される中、御神輿は海に入り浜降り神事が無事に行われました。

夜の山車コンクールは、熱海市内の33町内から伝統の木彫山車15台、電飾張子や風船などアイデアを駆使した装飾山車18台、お神輿8基の豪華絢爛な顔ぶれ。メインの審査会場であるお宮の松からサンビーチのあたりには屋台も出て大変なにぎわいですが、少し離れた135号線や銀座通りなども歩行者天国が続いて、そぞろ歩きながらお囃子や山車の通過を眺めることが出来ました。各町の方が詰めている御神酒所でお願いすると、観光客の方でも山車引きに参加することができるようです。

熱海こがし祭りは、海や温泉への感謝と地域の子供や青年に対する期待と、きたる観光トップシーズンに向けての団結など、熱海独特の願いが込められたお祭りだと感じました。(Y.M記)

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▲子供に人気のキャラクターに、町ぐるみの皆で扮して一体感が楽しそう!

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▲神様を担いで海で厄落としの神事を、市民と観光客が見守ります。