6月6日土曜日、曇り、気温23度。今日の「湯けむりコース」ご参加は埼玉県からお越しの内田ご夫妻。

 「湯けむりコース」は熱海駅前からスタートし、市内にある温泉ゆかりの場所をゆるゆると巡ります。まずは熱海駅前広場に展示してある軽便鉄道の機関車前で、江戸~明治期の交通の変遷を簡単に説明しました。小田原まで鉄道が開通したもの、小田原から熱海間が大変だったんですね。明治40年に開通した軽便鉄道は、大正12年に起こった関東大震災まで現役稼動。それにしても、今見ると、なんともコンパクトでかわいらしいことでしょう。遊園地で走っていそうなサイズですね。

 駅前に2本ある商店街の左側、仲見世通りでは、街頭に掲示されている古い写真の前で、絶頂期の熱海の様子を説明しました。野球の読売巨人軍の合宿のひとコマですね、王貞治選手がチームの皆さんと温泉入浴しているシーンなども掲示されていますね。

 このあと、ホテル「大江戸温泉物語」前で、豆相人車鉄道・熱海駅のプレート前で人車鉄道の説明。明治の時代の話ですが、湯治のお客さんは、小田原から熱海まで、トロッコのような乗り物に乗って3時間50分もかけてやってきたのだそうです。熱海温泉の効能によるものですね。

 そして七湯めぐりのスタートは、野中山にある野中の湯。ここから熱海七湯の案内に入りました。野中の湯~大湯間欠泉~風呂の湯・水の湯~小沢の湯などを巡ります。小沢の湯では“恒例”のゆで卵つくりが行われていました。噴き出す高温の蒸気をうけて卵をゆでる金属製のザルや木でできた蓋があらかじめ容易されているんですね。通りの向かいにあるお店では、卵を売っています。

 この日は、土曜日だったので、いつものコースから少し足を延ばして、芸妓見番を訪ねました。丁度、「湯めまちおどり・華の舞」(毎週土日11時から行われる芸妓さんの舞い)が終わったところだったので、大勢のお客様が見番から出てくるところでした。玄関には芸妓さんが居並び、送り出しの儀式の最中でしたので、芸妓さんらにご挨拶したあと、内田ご夫妻のために見番の中を覗かせていただくことができました。これで、熱海再訪の気持ちが高まることでしょう!

 このあとは、初川沿いに海に向かい、渚町からお宮の松を目指しました。終了時間は12時。ちなみにこの日はご主人のお誕生日とのこと。おめでとうございます、何度でも熱海にお越しくださいね。

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▲熱海駅前広場の軽便鉄道。小田原~熱海間を2時間40分で走りました(明治40年ころのお話)

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人車鉄道のモニュメントが、ホテル「大江戸温泉物語」の前にあります。これが走っていた時代、小田原~熱海間は3時間50分。明治29年のお話。ちなみにこのホテルの前が、当時は”熱海駅”(豆相人車鉄道の)だったのです

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▲今日もゆで卵つくりのおじさんがいらっしゃいました。

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▲熱海芸妓見番まえで、はいポーズ、内田ご夫妻

uchida0b▲135号線沿いいにある「河原の湯」。神経痛やリューマチに効果があったのだそうです

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▲サンビーチのジャカランダの前で。ジャカランダが青むらさきの花を咲かせ始めました

uchida03▲お疲れ様でした! お宮貫一の像の前で記念写真