9月13日(土曜)、JR伊東線・来宮(きのみや)駅集合の「熱海奥文化コース」(JR来宮駅→来宮神社→西山別荘地:凌寒荘・潤雪庵→双柿舎)に4名様をご案内しました。

朝から晴れ渡ったこの日、当初予定では、午前10時にJR来宮駅集合でしたが、予定を少し繰り上げ熱海駅に午前9時30分集合しました。熱海駅前に展示されている軽便鉄道の機関車の前で、明治40年開業、小田原と熱海を結んだ鉄道の説明を差し上げた後、明るい日差しの中、街の中を抜け、来宮神社まで歩きます。

 

20140914-001▲熱海駅前には実際に小田原・熱海間を走った軽便鉄道の機関車が据えられています

20140914-002▲今回ご案内したのは、横浜からおいでの粟野ご夫妻(左)と、はるばる秋田からお越しの渡辺ご夫妻(右)。JR来宮駅前にて

 

来宮神社は、現在では全国四十四社のキノミヤジンジャの総社として信仰を集めており、熱海の鎮守、市民の心のよりどころとして崇敬されています。こちらには樹齢二千年を越える大楠(国指定の天然記念物)があり、この周りを1周すると寿命が1年延びるとの言い伝えもあって、この日も多くの観光の方々が大楠の周りを回っていました。

 

20140914-003▲樹齢二千年を越える、来宮神社・大楠の前で記念写真

 

このあと、熱海市ゆかりの歌人・国文学者、佐佐木信綱の旧居「凌寒荘(りょうかんそう)」を訪れます(料金/無料)。佐佐木信綱は「万葉集」の研究者として優れた業績を残した方ですが、当地・熱海では、歌人・信綱の遺徳をしのぶ短歌大会が毎年催されています。

余談ですが、NHKの連続TV小説「花子とアン」には伯爵家の令嬢・葉山蓮子(仲間由紀恵)が登場しますね。この人のモデルとなったのが歌人・柳原白蓮(びゃくれん、1885~1967年)。白蓮は大正天皇のいとこで「大正三美人」の1人とも言われています。26歳のときに九州の炭鉱王・伊藤伝右衛門に嫁ぎますが、のちに年下の恋人と駆け落ちするのです。この白蓮さんは、佐佐木信綱のお弟子さんだったのですね。もうひとつ余談ですが、このドラマ中、伊藤伝右衛門の家として撮影されたのが、熱海・起雲閣の庭園ですね。およそ1千坪もあるのです。

 

20140914-004▲西山別荘地にある「凌寒荘」は、歌人/国文学者・佐佐木信綱の旧居。現在は熱海市が管理しています

 

またまた余談ですが、叔父さんにあたる大正天皇は病弱であったため転地療養先として、宮内省によって御用邸が熱海に造営されます。皇太子であった昭和天皇や皇族の方々の避寒地としても利用されたていました。現在の熱海市役所はその跡地に建てられたものです。

 

20140914-005▲坪内逍遥の旧居「双柿舎」の庭。そのいわれとなっている2本の柿の木ですが、1本はすでになく残りの1本も添え木に支えられていました

 

20140914-006▲案内コース外ですが通りがかったのでパチリと1枚。親水公園ではこの日たくさんのお店が出ていました。お休み中の、熱海芸妓の皆さんにおねだりして記念写真。きれいどころの皆さんありがとうございました。

 

http://atamimachiaruki.net/guide-course/atami-okubunka/
※熱海奥文化コースはこちら。

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